伊勢志摩ライブ研究会を主宰するにあたって
伊勢志摩ライブ研究会
代表世話人
西川 英郎
近年、医療分野の発展は目覚ましいものがあります。経皮的冠動脈インターベンション(PCI)の分野においても同様です。しかし、格差社会と言われるように、医療においても地域格差や病院格差が生じてきていることは否定できません。私は、地方であってもすべての患者様に最新の医療を提供できるように、医師が技術と知識を学べる機会を提供したく、2005年に研究会を立ち上げました。 伊勢志摩ライブは、東海・北陸地区を中心にライブデモンストレーションを通じて、心臓血管分野に限らず、頚動脈、腎動脈や下肢動脈などの血管病変に対する治療本位の技術的かつ専門的な研究を図ること及びその発展に努めること、また専門家同士による相互啓発をもたらすことを目的としております。 さらに、近年、不整脈の分野におきましても医療の進歩はめざましいものがあります。2011年に、不整脈分野専門のライブデモンストレーションを立ち上げました。この会では、医師だけでなく、チーム医療には欠かせないコメディカルにも参加していただき、コメディカル専門のセッションを行い、お互いの技術と知識の向上に努めております。 また、三重県内の医師を中心とした三重インターベンションカンファレンス(MIC)も立ち上げております。この会は、技術の伝承と次世代を担う医師の育成を目的にしております。 このように、目的の異なる3つのライブデモンストレーションを提供させていただくことで、参加された先生方の明日からの診療に役立つよう、幅広く医療技術と知識の普及に努めてまいりたいと存じます。多くの先生方のご参加をお待ちしております。
どうぞよろしくお願い申し上げます。